入って5秒ですりすりの猫カフェ ~福岡県古賀市 里親募集型保護猫×古民家カフェ Cafe Gattoさん~

2022年春のこと。

福岡県は古賀市にあります猫カフェ

里親募集型保護猫×古民家カフェ 
Cafe Gattoさん

に、一人で行ってきました。

私、猫カフェ歴二年程度。
コロナで行けない時期なんかもあり、猫カフェ自体、三回しか行ったことない。
でも、まだコロナの状況が厳しいなか、友人にも声をかけづらく。
めちゃくちゃ迷ったけど、勇気を出してはじめての一人猫カフェでした。

結果、大正解。
とても楽しかったので、その記録です。


お店はJR古賀駅から、徒歩40分ほどのところにあります。
(車で行きたい方は、お店に駐車場も8台分あるそうです)
平坦な道なので、歩くのが苦にならない人ならそんなにしんどくないかも。
古賀駅前から少し歩くと周りは田畑になりますが、車の通りは多いので安全かと。

地図で見たら、近くに神社があったので、寄り道しつつ。

大きな道から一本入り、セブンイレブンを過ぎると、住宅や工場?のなかに、急に出てくるお店。
なんか勝手にまわりは森みたいな感じかと思ってたので、意外でした。普通の住宅街です。

だいぶ早かったんですがまぁいいかと、お庭に踏み入る。
gattoさんの公式サイトに
「大正10年建造の古民家をリノベーションし、 「田舎のおばあちゃんの家」に帰ったような懐かしさを感じられるのんびりとした空間です」
と書いてありますが、ほんとにそんな感じ。
(外観もそうだけど、中も)

引き戸を開けて入っていくと、女性のスタッフさんがニコニコと出てきてくれた。
入ってすぐ、すのこが並べてあり、靴は脱いで靴箱へ。
全身の消毒(表側・背中側の両面と、足裏)、
そして、今日の滞在時間など確認し、料金は先払い。

予約の時間まで少しあったので、勧められるまま、所狭しと並べられている雑貨(かなりの品揃え)を見ながら待つ。
入り口すぐの雑貨スペースでは、なんか和む猫の歌が流れてたw
奥の雑貨スペースでは猫スタッフの紹介の動画も流れてました。


時間になり、別の女性スタッフさんが来て、廊下を通って奥へ通される。
古民家めちゃいい雰囲気。

そういえば、gattoさんでは、
「初めて猫スペースを利用する方には利用方法の動画を見てもらう」
という決まりがあるのですが、私は家で2回見てきていたので、免除になりました。

ロッカーに荷物を入れ施錠、上着はハンガーへ。
お手洗いを済ませ、再度消毒もあり。
飲み物と、「何時何分まで」と時間を書いたビニールポーチのようなものを受け取り、


いざ、猫ちゃんたちのいるお部屋へ入室。


猫スペース入り口の引き戸を開けても、こちらに出てきたがる子は居なかった。
他の猫カフェで、ロッカーと猫スペースの間の扉を開けたとき、ロッカーのほうにシュルシュルーと魚みたいに素早く何匹も入ってきてしまったことがあったので警戒してたけど、大丈夫だった。
でも警戒しておくに越したことはないですね。

出入り口はなし組さんにあるので、最初に足を踏み入れたのはなし組さん。
キョロキョロしながら5歩くらい歩いた、そのとき。
なんと、二匹の猫がトトッと寄ってきて、ウェルカムすりすりをしてくれた!!


えーっっ!!?
感動!!


だって他の猫カフェで、猫から寄ってきてくれることなんてなかったのに!と、じーんとなった。

すりすりしてくれた2匹のうち、1匹はしまおにくんだったと思うけど、定かではない。
嬉しいびっくりで、確認するどころではなかった。
単純に、ねこちゃん全員の名前を把握できてなかったのもあるけどw
このあとも人懐こい子との出会いが続き、gattoさんの一番の魅力はここだと私は思う。


とにかく人懐こい子が多いんです。
ビジネスねこちゃん(?)じゃない。
gatto家の家猫という感じ。


ねこたちが集まって日向ぼっこをしている縁側には人がいたので、ひとまず新なし組さんへ。
なし組・新なし組の間のドアは、ドアノブを回して開けるドア。
ねこちゃんが入り込んできてしまうのでは…とドキドキしたが、誰も扉の向こうに行こうとはしなかった。新なし組のほうでも、なし組に入ろうとする子は居なかった。

新なし組さんにもお客さんがいたけど、しろみちゃんがフリーだったのでナデナデ。
しろみちゃんはしずかに触らせてくれた。
他のねこちゃんに挨拶してたら、いつのまにかしろみちゃんが足元に来てて足が当たってしまいごめんね💦ということもあり。
などとやってると先客さんは出ていったので、部屋に私一人になった。

寄ってきたりんちゃんに手を差し出すと、頭をぶつけるみたいにしてすり寄ってくれた。
りんちゃんの紹介ページに「お尻トントンが好き」と書いてあったので、頭から背中まで撫でる流れで、お尻(尻尾の付け根の少し上あたり)を軽くトントン。
なんか私こっち向き↑りんちゃんこっち向き↓みたいな向きで寄ってくることが多く、やっぱりお尻(腰?)トントンされるの好きなのかな、という印象。
(2回目に行ったとき、その印象は確固たるものに…)

他のねこちゃんは寝ていたので、
鼻のところに指を差し出して、嗅いでくれて大丈夫そうなら「触っていいかな?」とか言いつつそっと撫でる、
無反応や嫌そうかなというときは触らない…
ということをした。
春ちゃん、あんまり気分じゃないかな?と思ったので控えめに撫でて離れ、またりんちゃんやしろみちゃんを撫でていると、じっと見てきた。
警戒されてるのかな?でもなんか、…いけるか?と再度撫でてみる。すると、どうも撫でてほしかったらしく、身を任せてくれた。
訴えかたがかわいい。ジッと見て撫でてアピールとかかわいい。

ちがう人が入ってきたので、またなし組さんへ戻る。


この日はしまおにくんがそんな気分だったのか、猫に対して、誰彼構わず?シャーと言ってました。
ご機嫌斜めなのかな?と思ってたけど、気づくと私のそばに来ていて、わっびっくりした~ってなったりもした。
猫は気まぐれだし、
人が好きな猫、猫が好きな猫、人も猫も好きな猫、
と性格も様々みたい。

店主さんが、インタビューで、ねこたちは猫カフェ初心者のことがわかるみたい。と言われていて、
私も察してもらえたのか、あまりぼっちになることもなく。
猫と一緒にお庭をニャルソックしたり、
ハムおくんやマロちゃんが撫でさせてくれたり、
チビくんのデカさにビビったりしながら、
あっという間の一時間でした。


部屋から出たら、お店のかたが来てくれます。
お部屋に防犯カメラもあるので、こちらの動きはある程度把握してあると思います。
トイレ休憩をとり、新しい飲み物をもらって、甘夏組へ。

甘夏組・ラフランス組は一度に一組しか入れないお部屋。つまり貸し切りです。一人で行っても貸し切りでした。
ねこちゃんのお世話とかで、お店の方が時々入られたりするかな?と思ってたけど、そんなこともなく、時間一杯、貸し切りの猫カフェを堪能しました。


これがホントに最高でした!


両手にねこ!ねこハーレム!
だって人間、私しか居ないんだもん!
人懐こい子が多いから、そっぽ向かれて悲しい思いをすることもなかった。(実はこれを一番懸念してた)
触られるの嫌がったり、素っ気なくツンツンしてる子もあんまりいない。
一人猫カフェ、勇気いるな…と思っている人にめちゃめちゃオススメしたいのは、この貸し切りのお部屋。
自分以外は誰もいないから、物理的にも気持ち的にものびのびできて、一時間でも十分楽しめると思います。


さて、甘夏組に足を踏み入れると…だいたいみんな寝てた。夕方になると起きてくるらしい。
コスケとくまおが起きていたので撫でに行く。この二匹は仲良しって情報見てたけど、ほんとにずっとそばにいる。
くまおを構っていると、くまおの足元…というか足の上にコスケがどっしり横たわる。

いやそこおったらくまお動けんくなるっちゃない??
ねこだからあんまりそんなことまで考えないのかな。
てかコスケはくまおの前に来るって、くまおよりも自分を構えってこと??
とか思いつつ、コスケはくまおのそばが嬉しいのか何なのか、なにもしてなくてもゴロゴロ言ってた。

コスケが積極的で、膝にのってくれたりもした(ただし6.9キロ、重い…w)
くまおは下半身不随なので、動きづらいかなと思って、私はコスケを足に乗せたままくまおににじり寄って、くまおを撫でてた。
くまおは顎を撫でると何故か舌をペロペロし、その流れで自分の胸あたりを舐める、ということを何度か繰り返してたから、癖なのかなwちょっと面白い。
前足だけで動く姿は健気で、ちょっとうるっとくる。

甘夏組のねこちゃんたちにもご挨拶にまわった。
キウイちゃんだけが、最初から最後まで上にいて降りてこなかった。
入室直後に取った写真を、帰ってからよく見ると、

どの写真でも遠くから必ずこちらを見ていた。
すごい警戒されてた!

クロールとロコの黒猫コンビ。

こちらも仲が良いようで、じゃれたり噛んだりしてて和んだ。
ガチ喧嘩じゃないのが、見てて分かるじゃれ方。
gattoのねこちゃんは年齢バラバラだから、そのへんの関係性も楽しい。
ねこ同士の仲良し具合を眺めるのも好き。

そんな黒猫二匹が折り重なって寝てたとき。
ロコがあまりに無防備に、スピスピ言いながら寝ているので、
クロールとロコの間、ロコのお腹のところに手を差し入れる。
あたたかさと柔らかさにほっこり。
ちょうどその位置にロコの足があり、肉球


ぷにぷに、
ぷにぷに、
ぷにぷに、


いや起きる気配ゼロ!
その後もたっぷりと堪能させてもらいました。
こんなに肉球触らしてもらったの初めて。
みんなリラックスしてる感じがすごくよかった。

その後目を覚ましたロコが一瞬膝に乗ってくれたけど、爪を立てられたため「いてててて」と言っていたら降りちゃって、踏まれただけに終わった(でも嬉しい)
モコはしっかり膝に乗ってくれてHAPPYでした。


夕方16時過ぎたころから皆ぼちぼちと起きはじめ、この日はいちごちゃんがみんなにちょっかいをかけてた感じ。
ロコモコとおいかけっこしたり、ぶんたに怒られ?たり、コスケにネコパンチ連打されたりしてました。おてんばさんだ。
そのとき部屋の真ん中あたりにいた私、興奮したモコについでのようにネコ(肉球)パンチされ嬉しかった。
でもいちごちゃんやコスケが柱に登ったりとかもしててなかなかドタバタとやってましたね。
特にコスケ、その巨体で柱に登るんかいw
走り回るねこたちを察してか、寝てたこむぎちゃんも起きて窓際に行ったりしてました。

運動会の邪魔にならないように、入り口の段差に座ってくまおに手を伸ばしていたら。
クロールが急にまっすぐ近づいてきてすりすりしてくれました。突然のデレ!
さっきまでクールやったやん!もう帰らないかんのに!
後ろ髪を引かれながら退室。


そんな感じでした。
初めての一人猫カフェでしたが、満喫できました!


こちらの猫カフェは三姉妹でされてるそうですが、
受付をしてくれた女性、
接客してくれた女性、
その他漏れ聞こえてくるお客さんとの会話の声なんかも、感じよく、また人見知りな私でも自然に話せる雰囲気の方々だったと感じました。
お店がある場所も、田畑の多い田舎のほうで、なんかのんびりした気分になるし、
古民家というのもまた、日常を忘れられる良い雰囲気でした。

このブログ記事は、
福岡で、一人猫カフェしてみたいけど、勇気が出ない人
福岡で、人懐こいねこちゃんと戯れたい人
に、gattoさんをオススメするために書きました。

とにかく一度行ってみて欲しい。

私は、
「これだよ私が求めていた猫カフェは…!」
って、思いました!